ABC、ガーディアン紙、BBC、ナインのニュースサイト、シドニー・モーニング・ヘラルド紙は水曜早朝、シドニーで12歳の少年が死亡した件で、1人が殺人罪で起訴されたと報じた。ガーディアン紙は、少年が先月アパートで撃たれたと伝え、ナインの見出しはノーウェストに触れ、ヘラルド紙とBBCは顔を撃たれたと、BBCはさらに首もと伝えた。第一報は被告を男性と呼んだ。BBCと後のヘラルド紙の見出しは、被告を10代の若者と呼んだ。被告の名前や年齢、少年の名前、動機、次の出廷日は目にしていない。News.com.auは同じ件に「大きな進展」の見出しを付けた。
子どもが死亡した銃撃で、数週間後に殺人罪の起訴があった。事件の捜査の進め方、そして被告が未成年なら、最も重い罪で起訴された若者を司法制度がどう扱うかに、厳しい目が注がれる。「男性」と「10代の若者」の違いは些細なことではない。どの裁判所が扱うか、何を公表できるか、どの法的基準が適用されるかを決める。
この地域に住み、先月何かを見聞きしたなら、警察は、ネットに投稿するより、警察かクライム・ストッパーズ(1800 333 000)に話すことを望む。この件で動揺しているなら、ライフライン(13 11 14)とキッズ・ヘルプライン(1800 55 1800)が無料で、いつでも利用できる。
完全で迅速な開示は、公の信頼を築く。だれが訴えられ、何歳で、なぜ警察が待ったのか、人々は知りたがる。その情報は、法が許す限り早く示されるべきだ。
抑制は公正な裁判を守り、被告が子どもならその更生の機会を守る。法廷で検証されていない詳細は、世間が知りたがっても、公表しないほうがよい。
私たちは動機や年齢を推測しない。注目する点は3つ。年齢と保釈が扱われる被告の初出廷、「男性」と「10代の若者」という描写を整理する警察の声明、ほかにだれかが起訴されるか。年齢が確認されるまで、どの法が適用されるかについての主張は暫定的に扱ってほしい。
ABC News · The Guardian · BBC · Nine.com.au · News.com.au · Sydney Morning Herald(10月14〜15日、シドニー時間)
シドニーのアパートで先月12歳の少年が銃撃され死亡、警察が1人を殺人罪で起訴
第一報は男性が起訴されたと伝えたが、その後の報道では、ヘラルド紙とBBCが被告を10代の若者としている。手元の見出しのどれにも、動機も年齢もない。
警察は、先月シドニーのアパートで銃撃された12歳の少年の死亡をめぐり、1人を殺人罪で起訴したと、ABC、ガーディアン紙、BBC、ナインのニュースサイト、シドニー・モーニング・ヘラルド紙が水曜に報じた。ガーディアン紙は、銃撃が「先月」アパートで起きたと位置づけた。ナインの見出しは、シドニー北西部のビジネス・住宅地区であるノーウェストを挙げた(この地区の説明は私たちによる背景説明)。ヘラルド紙は少年が顔を撃たれたと、BBCは顔と首を撃たれたと伝えた。少年の名前と銃撃の日付は目にした記事になかったため、繰り返していない。
被告の描写は、この日のうちに変わった。ABC、ナイン、ガーディアン紙、ヘラルド紙の第一報は、男性が起訴されたと伝えた。水曜遅くになって、ヘラルド紙の更新後の見出しとBBCは、被告を10代の若者と呼んだ。年齢、名前、違いを説明する警察の声明は目にしていないため、中立的な表現を使う。「男性」は先の見出しの大ざっぱな言い方にすぎないのかもしれないが、それは私たちの推測であり、どの媒体も述べていない。
年齢の問題は、このあとの展開にかかわる。水曜の報道にはない背景として、ニューサウスウェールズ州では、10歳から13歳の子どもは、検察が反証しない限り、重大な悪事が悪いことだとは知らないと推定される。ドーリ・インカパックスと呼ばれる保護措置だ。また、法律は、罪に問われた子どもの名前の公表を制限している。重大な罪で起訴された子どもは、児童裁判所の制度でも扱われる。これがここに当てはまるかどうかは、公表されていない年齢しだいだ。
起訴は、シドニー時間の水曜早朝に出た報道で明らかになった。News.com.auの見出し「少年射殺の件で大きな進展」は、起訴と整合するが、明言はしていない。警察がどのように被告を特定したか、ほかに追われている人物がいるか、被告がいまどこにいるかは目にしていない。こうした事件の初出廷は通常短く、罪状が読み上げられ、保釈が扱われ、警察が証拠を整えられるよう審理が先送りされる。これは一般的な慣行であり、この件で起きたことの報告ではない。
各社が一致している点をまとめる。少年は12歳で、撃たれて死亡し、銃撃は先月シドニーで起き、だれかが殺人罪で起訴された。未解決なのは、被告の年齢、動機、アパートの中で何があったか、被告が次にいつ出廷するかだ。これらが公の記録に載るまで、それ以上は推測にすぎない。
子どもが亡くなり、家族が悲しみの中にいる。影響を受けた人は、ライフライン(13 11 14)かキッズ・ヘルプライン(1800 55 1800)に電話できる。事件の情報を持つ人は、クライム・ストッパーズ(1800 333 000)に匿名で通報できる。