AfDのトビアス・ラウシュ氏がマクデブルクで州議会議長に選ばれて2日、この問題は連邦政治に波及した。シュピーゲル誌は木曜夜、首相とCDU・CSUへの影響をめぐるトップ会談を伝え、政権危機だと報じた。出席者と結果は、朝まで確認されていない。スヴェン・シュルツェ州首相は棄権を呼びかけたが実らず、CDUの会派は40人から15人に縮んだ。ニーダーザクセン州のCDU代表レヒナー氏は、メルツ氏に「説得力ある計画」を求める。連邦議会は金曜、「ザクセン=アンハルト州議会選挙の帰結」を議題に載せる。ニーダーザクセン州では、検察の捜査を受けてSPDの会派代表ポリツェ氏が辞任し、ベルリンでは左派党、SPD、緑の党の予備協議が始まる。
マクデブルクの選挙は、CDUが右に引く線が日常でも保たれるかを示し、首相が党内で持つ権威を試す。
あなたにとっては、まず政治的な影響だ。7月の改革パッケージ、年金と税の部分を連立がなお通せるかは、今週を経てどこまで安定しているかによる。具体的な法律は、きょうは影響を受けない。
CDUは造反者を問いただし、自らの線がどこにあるかをはっきり言わなければならない。さもないと、支持者と連立の双方で信頼を失う。
州議会での秘密投票は、連邦の危機を招く理由にならない。それを首相の問題にすれば、得をするのは主にAfDだ。
最も興味深い問いは、マクデブルクで誰が背いたかではなく、ベルリンの誰かが計画を持っているかだ。きょうは連邦議会の議論と、トップ会談が共通の発言につながるかを見たい。それまでは、「計画」は求められたが、示されてはいない。
Spiegel · Zeit · Handelsblatt · Tagesschau · FAZ · Bundestag(議事日程)(いずれも10月8〜9日) · 票数は報道による · トップ会談の中身は未確認
AfDの議長選出から危機は首相へ CDU・CSUが緊急会合、ニーダーザクセンのCDU代表は「説得力ある計画」を要求
AfDのトビアス・ラウシュ氏が州議会議長に選ばれて2日、シュピーゲル誌は政権危機だと伝える。連邦議会はきょう、その影響を議論する。ベルリンでは左派党、SPD、緑の党が予備協議に入る。
AfDのトビアス・ラウシュ氏がザクセン=アンハルト州の州議会議長に選ばれたことは、木曜、連邦政治に波及した。シュピーゲル誌は夜、首相とCDU・CSUへの影響をめぐるトップ会談を報じ、政権危機だと伝えた。誰が出席し何が決まったかは、金曜の未明まで確認されていない。CDU・CSUとSPDの連立を公に解消する動きは、調べた報道には見当たらなかった。
ラウシュ氏は火曜、報道によると48票を得た。スヴェン・シュルツェ州首相は会派に棄権を呼びかけたが、現在15人のCDU議員のうち従ったのはわずかだった。選挙前、会派は40人だった。シュピーゲル誌は、首相の命運はシュルツェ氏にかかっているのかと問う。ニーダーザクセン州のCDU代表レヒナー氏は、ツァイト紙とハンデルスブラット紙によると、フリードリヒ・メルツ氏に「説得力ある計画」を求めた。計画がどんなものかは、これらの報道では明らかにしていない。CDUが右に引く線がどこまで及ぶのか、いわゆる「ブランドマウアー」(防火壁)の問いは未解決のままで、連邦レベルでも問われ始めた。
経緯を知れば、神経質になるのも分かる。水曜、連立委員会は4時間を超えて開かれ、あらゆる政治的過激主義に反対する立場を打ち出したが、改革の日程は示さなかった。メルツ氏は、7月のパッケージをクリスマスまでに完全実施するのは無理だとみており、SPDは、45年間保険料を納めた人が減額なしで受け取れる年金の廃止などに反対している。ザクセン=アンハルト州では、南ドイツ新聞とMDRの報道によると、CDU議員が内々にシュルツェ氏の辞任を求めている。CDA代表のデニス・ラトケ氏は、CDU議員がラウシュ氏に投票したことが明らかになれば、党除名手続きを取るよう求める。秘密投票なので、立証は難しい。ZDFのポリットバロメーターでは、回答者の3分の2強がAfDを民主主義への脅威と見ている。CDUの州党大会は12月初めに予定されている。
金曜の連邦議会の議事日程には、「ザクセン=アンハルト州議会選挙の帰結」という議題が載る。ほかに、議会は移民政策の転換と、年金に関する動議を議論する。SPDも揺れている。ニーダーザクセン州では、検察の捜査を受けて会派代表のシュテファン・ポリツェ氏が辞任した。州党代表のリース氏は、ツァイト紙によると、この決断に「敬意」を示した。シュピーゲル誌はさらに、ボリス・ピストリウス氏の新たな要求を分析しているが、その中身はこちらでは確認していない。
ベルリンでは、左派党、SPD、緑の党が、政権づくりに向けた予備協議を始める。ターゲスシャウは、赤・緑・左派という構想の実地試験だと呼ぶ。ドイツ・ユダヤ人中央評議会は、3党が反ユダヤ主義への対応について交わした合意を批判した。ツァイト紙によると、SPDのカール・ラウターバッハ氏はこうした連携に反対する。現職の市長カイ・ヴェグナー氏(CDU)は、各党はユダヤ人の暮らしを守る代わりに、反ユダヤ主義への対応をめぐって争っていると批判していた。決まったことは何もない。政党の外でも情勢は注視されている。木曜の連邦議会での2027年の経済見通しをめぐる議論と、金曜の年金政策の動議は、多くの計画が機能する連立に懸かっていることを示す。