ペドロ・サンチェス首相は10月5日の月曜、前倒しの総選挙を11月29日の日曜に行うと発表した。臨時閣議が国会の解散を承認した。任期は2027年7月に満了するはずだった。引き金は10月2日の金曜、下院で住宅政令二つが否決されたことだ。87歳のマリカルメン・アバスカルさんの強制退去を受けて生まれた政令で、一つ目は賛成172、反対178で否決され、ジュンツ、PP、ボックスが反対した。サンチェス氏は「はるかに幅広い進歩派の多数」が必要だと述べた。選挙運動は11月13日に始まる見通しだ。フェイホー氏は前倒しを歓迎し、ポデモスはスマルに10月14日と15日の予備選を示した。
国会が解散されると、審議中の法案はすべて失効する。教室の児童生徒数の引き下げから、16歳未満のSNS禁止まで含まれる、とエル・パイスは伝えた。政府は選挙後は暫定の立場となり、できることは限られる。そして、任期を終わらせた問題である住宅が、選挙戦の軸になる。
郵便投票をしたいなら、申請の受け付けが始まったらすぐに申し込むこと。借りている側は、政令の変更に注意したい。エル・ムンドは、どの規定が有効か分からない家主と借り手の間で、配達証明の書簡のやりとりが飛び交っていると伝える。
PSOEにとって住宅は、支持層を動かせる争点だ。ジュンツに頼らない多数を求めることもできる。
PPとボックスにとって、前倒しは任期が尽きていたことの裏づけだ。フェイホー氏は「根本的な変化」を求め、増税はしないと約束する。
サンチェス氏は住宅を信任投票に変えた。最初の試験は11月29日ではなく、火曜だ。政府が否決されたものと同じ政令をもう一度常設委員会にかければ、論点は住宅から憲法に移る。連合の届け出期限までに、左派が結束してそろうかも見ておきたい。
RTVE, El País, El Mundo, La Vanguardia, Expansión, Europa Press, ABC · 2026年10月2〜5日
サンチェス首相、国会を解散。総選挙は11月29日
住宅政令を二つとも下院で否決された3日後、首相は選挙を約8カ月前倒しする。求めるのは「はるかに幅広い進歩派の多数」だ。PPは歓迎し、左派は時間との勝負で交渉している。
ペドロ・サンチェス(Pedro Sánchez)首相は月曜の朝いちばんにモンクロア宮(La Moncloa)で会見し、何日も前からささやかれていたことを発表した。前倒しの総選挙を11月29日の日曜に行う。臨時閣議が国会(Cortes Generales)の解散を承認した。任期は本来、2027年7月に満了するはずだった。「どんな未来を望むのか、決めるときが来た」と首相は述べた、とRTVEは伝えた。さらに、政権を続けるには「はるかに幅広い進歩派の多数」が必要だと語った、とエル・パイスは報じた。
引き金は10月2日の金曜の採決だ。下院は、政府が決めた住宅政令二つを否決した。マドリードで87歳のマリカルメン・アバスカル(Maricarmen Abascal)さんが強制退去させられ、抗議が起きたのを受けた政令だった。一つ目は賛成172、反対178で否決された。ジュンツ(Junts)、PP、ボックス(Vox)が反対した。住宅相のイサベル・ロドリゲス(Isabel Rodríguez)氏が文面を法案として審議すると申し出ても、ジュンツは反対を変えなかった。
日程は短い。選挙法は、招集の政令の公布から投票まで54日と定める。選挙運動は11月13日に始まり、熟慮の日は11月28日になる見通しだ。エル・パイスとラ・バングアルディアが伝えた日程による。郵便投票を望む人は、今後数週間のうちに申請しなければならない。
アルベルト・ヌニェス・フェイホー(Alberto Núñez Feijóo)氏は、この発表を「やっとだ」と歓迎した、とエル・ムンドは伝えた。「根本的な変化」を約束し、増税はしないと述べた。イサベル・ディアス・アユソ(Isabel Díaz Ayuso)氏は有権者に郵便投票を使わないよう呼びかけ、「選挙不正」(pucherazo)の危険に言及した。根拠のない非難で、PSOEは反民主的だと批判した。ジュンツは、サンチェス氏が汚職を覆い隠すために「人々の痛み」を利用していると非難した。左派では、ポデモスがスマルに対し、10月14日と15日の公開予備選を、共闘の条件として示した。
政府は住宅をあきらめていない。エル・パイスとエクスパンシオンによると、閣議は火曜、否決されたものとよく似た政令を決める。下院が解散されても残る機関、議会の常設委員会に承認してもらうためだ。エル・パイスとエル・ムンドが意見を聞いた複数の法律家は、この手法が憲法に合うか疑っている。株式市場は動じなかった。IBEX 35は1.12%上昇し、19,299.7ポイントで引けた。
有権者名簿には未解決の点が残る。最高裁は、孫の法(ley de nietos)で国籍を得た人々の投票を妨げている停止措置について、政府の不服申し立てを審理している、とエル・パイス、エル・ムンド、RTVEは伝えた。停止が続けば、新たにスペイン人となった数十万人が11月29日の投票所から締め出される。一方、RTVEは選挙討論を3回行うよう提案した。サンチェス氏とフェイホー氏の一騎打ちも含まれる。