CNNとCNBCによると、S&P500は火曜、0.58%上げて7,818.93で引けた。8月中旬以来の終値ベースの最高値で、7,800を上回って引けるのは史上初めてだ。ナスダック総合指数は0.45%高の27,599.79で最高値を更新し、ダウ工業株30種平均は253.38ドル(0.49%)高の51,521.28ドルだった。10年物国債利回りは月曜の5.31%から5.27%に下がった(FRBのH.15データ。Investing.comでは5.271%)。先週は5.34%を超え、2002年以来の高水準まで上がっていた。中東の輸出回復で原油は和らぎ、ブレントは100ドル近辺で推移した。取引開始前、商務省は8月の貿易赤字が13.7%拡大して1056億ドルになったと発表した。2025年3月以来の大きさで、ロイター調査の予想1020億ドルを上回った。輸入は4.3%増の過去最高4208億ドルで、その多くはAI関連の機器だ。輸出は1.4%増の3152億ドル。エコノミストは、この赤字が第3四半期のGDPを押し下げる公算が大きいとみる。グーグルはPJMの送電網でコンステレーション・エナジーから約3,590メガワットを20年契約で調達する。うち890メガワットは原子力だ。コンステレーションはイリノイ、ペンシルベニア、ニュージャージー各州の原子炉11基の増強に43億ドル超を投じ、最初の新たな出力を2028年までに見込む。条件は明かされていない。テクノロジー大手との20年契約は1週間足らずで2件目となる。同社株はブルームバーグの集計で約12%、TIKRの集計で14%上げて引けた。
同じ日の二つの数字が逆を向いている。最高値は、AI投資と利回り上昇の一服が企業収益を支えると投資家が信じていることを示す。貿易統計は、その投資がどこへ流れるかを示す。米国のデータセンターを埋める機械の多くは海外で造られる。だからブームは株価を押し上げる一方で、赤字を広げ、統計上の成長を押し下げる。関税は差を縮めていない。グーグルとコンステレーションの契約は、同じ投資のもう一つの面だ。データセンターは昼夜を問わず電力を必要とし、それを賄うために原発が20年契約で増強されている。
インデックスファンドを持っているなら、きょうの最高値はおもに少数のごく大きなハイテク銘柄によるものだ。CNBCは、市場の多くがなお売られすぎだと指摘した。住宅ローンを探しているなら、5.27%の10年物利回りは先週からの小さな救いにすぎず、流れの反転ではない。シカゴからニュージャージーまでのPJM管内に住んでいるなら、テクノロジー企業がいまあなたと電力を奪い合っている。それは容量価格に、やがて電気料金に表れる。
相場を支えているのは期待ではなく収益だ。利回りは上昇をやめ、原油は急騰をやめ、AIを築く企業は電力と半導体の長期契約を結び続けている。7,800を超える最高値はその姿である。
一握りの銘柄が率いる最高値は、10年物が5%を超え、貿易赤字が1056億ドルある中では脆い。インフレ指標が一度強く出るか、原油がもう一度跳ねれば、主導権は債券市場に戻る。
覚えておくべきは貿易の数字だ。高関税の月に輸入が過去最高の4208億ドルに達したことは、AI投資が外国製のハードウェアと借金で動いていることを意味し、それは第3四半期のGDPに表れる。最高値の終値は投資家が何を期待しているかを示す。債券市場が同意するかは水曜にわかる。FRBの議事要旨は午後2時、390億ドルの10年債入札はその1時間前だ。10年物が両方を通じて5.27%近くを保てば、7,800も保てる。
原資料 ✓ 国勢調査局・BEAの8月貿易統計(Khaleej TimesとVirginia Business経由のロイター報道、StockHub経由のブルームバーグ報道による) · CNNとCNBC(市場の終値) · FRBのFRED DGS10とInvesting.com(10年物) · ロイター、The Daily Record、TimesLive(コンステレーションとグーグル) · ブルームバーグの大引け動画、TIKR(コンステレーション株の動き)(いずれも10月6日) · 10月6日のブレントの清算値は締め切り時点で未確認
S&P500が初めて7,800台で引けた。貿易赤字は過去最高の輸入で1056億ドルに拡大
8月中旬以来の最高値更新は、米国債利回りと原油の落ち着きとともに来た。グーグルは原子力を裏づけとする3.6ギガワットの電力を契約し、コンステレーション・エナジー株が急伸した。
CNNとCNBCによると、S&P500は火曜、0.58%上げて7,818.93で引けた。8月中旬以来の終値ベースの最高値で、7,800を上回って引けるのは初めてだ。ナスダック総合指数は0.45%高の27,599.79で最高値を更新した。ダウ平均は253.38ドル(0.49%)高の51,521.28ドル。S&P500は月曜に7,773.95で引けていた。押し上げたのは債券市場だ。FRBの日次データによると、10年物国債利回りは月曜の5.31%から5.27%に下がった。先週つけた2002年以来の高水準より約7ベーシスポイント低い。債券は三つの不安が重なって売られていた。FRBのさらなる引き締め、イラン戦争、そして連邦政府の借り入れの大きさである。家計にとっての安心は小さい。5%を超える利回りは、住宅ローンや自動車ローンの金利をなお一世代ぶりの高さ近くに保つ。FRBは9月に誘導目標を3.75〜4.00%に引き上げた。2023年以来初の利上げで、その会合の議事要旨は水曜に出る。原油は下げ、ブレントは100ドル近辺で推移した。湾岸からの原油の積み出しが増え、9月の利上げ以来利回りを押し上げてきたインフレ懸念がいくらか和らいだ。今年の大半と同じく、相場を率いたのはハイテクで、半導体とAIインフラの銘柄が先頭に立った。すべての銘柄が加わったわけではない。CNBCは、指数が最高値を更新するなかでも市場の多くはなお売られすぎに見えると指摘した。上昇が少数の大企業に偏っているしるしだ。
朝のデータは逆を指した。商務省によると、8月の米国の貿易赤字は13.7%拡大して1056億ドルとなった。2025年3月以来の大きさで、ロイター調査のエコノミスト予想1020億ドルを上回った。輸入は4.3%増え、過去最高の4208億ドル。輸出は1.4%増の3152億ドルだった。輸入急増の多くはAIデータセンター向けの機器で、赤字を縮めるための関税にもかかわらず、第3四半期のGDPを押し下げる公算が大きい。ブルームバーグによると、モノの赤字だけで約1366億ドルあり、サービスの黒字310億ドルが一部を相殺した。7月の数字は928億ドルに改定された。大統領が当選した2024年11月の月間赤字は798億ドルだった。同じAI投資が、この日いちばん動いた銘柄も動かした。グーグルはPJMの送電網でコンステレーション・エナジーから約3.6ギガワットの電力を20年契約で買うことで合意した。コンステレーションはイリノイ、ペンシルベニア、ニュージャージー各州の原子炉11基の増強に43億ドル超を投じ、最初の新たな出力は2028年までに見込む(ロイター)。両社とも価格は明かしていない。コンステレーションにとって、テクノロジー大手との20年契約は1週間足らずで2件目で、先にはアマゾンと結んでいる。コンステレーション株はブルームバーグの集計で約12%高で引けた。別の集計では14%近い上昇だった。