ジョン・ヒーリー氏が予算案で銀行への増税を計画していると、2社が報じている。見出しには「銀行への増税攻勢」という言葉が並ぶ。金額、仕組み、日程は確認されていない。私たちが確認した範囲では、財務省は公式にコメントしていない。詳細が出るのは、予算案が示されてからになる見込みだ。
利益の大きい業界から財源を得ることになり、貸し出しや預金の条件に影響する可能性がある。
預金金利や住宅ローンの価格設定、あるいは年金に含まれる銀行株を通じて、間接的に影響する。
ヒーリー氏は銀行への増税に踏み切る構えだと、2社が報じている。
Guardian business live、別の報道機関の見出し「UK's Healey Plans to Raise Bank Taxes」
ヒーリー氏、予算案で銀行への増税に踏み切る構え
別々の2件の報道が、次の予算案に銀行部門を狙った増税が盛り込まれると伝えている。ただし、金額は確認されていない。
ジョン・ヒーリー氏は、近く示される予算案で銀行への増税を準備していると、別々の2社が報じた。ガーディアンのビジネス・ライブブログは金曜朝、同氏が貸し手への課徴金を引き上げる「構え」だと伝え、もう1社の報道は「英国のヒーリー氏、銀行増税を計画」という見出しで同じ内容を載せた。出回っている3つ目の見出しは、「予算案、銀行への増税攻勢」と表現した。これらはいずれも同じ元の取材に基づいているため、確定した政策というより、強い兆候として読むのが適切だ。
欠けている点は、書かれている点と同じくらい重要だ。私たちが確認できた報道のどれも、追加でいくら調達できるのかという確かな金額を示していない。変更が利益への付加税の引き上げによるのか、貸借対照表への新たな課徴金によるのか、損失を相殺できる規則の変更によるのかも書かれていない。財務省も公式には何も確認していない。予算案の演説が行われるまで、数字は未確認として扱うべきで、最終的な内容は大きく違うものになりうる。
詳細よりも、政治的な構図のほうが読み取りやすい。二大政党の財務相はいずれも、財政が厳しいときに銀行を格好の標的としてきた。業界が利益を上げており、少数の大手に集中していて、世論の同情を集めにくいからだ。業界が毎回持ち出す反論は、増税は貸し出しを減らし、投資を競合する金融センターに向かわせ、最終的には利ざやや手数料の拡大を通じて顧客に転嫁される、というものだ。シティは、政府がこれらのどの主張に向き合うかに耳を澄ませている。
一般の読者への直接の影響は小さい。銀行の株を持つ人の大半は、年金基金やトラッカー型の投資信託を通じてしか持っておらず、課税の対象は企業の利益であって、普通預金口座ではない。間接的な影響は読みにくい。貸し手が預金金利を引き下げたり、住宅ローンの価格設定を厳しくしたりすれば、家計は気づくだろう。貸し手がコストを吸収するなら、影響を受けるのは株主だ。金曜の市場の動きは手がかりをほとんど与えなかった。FTSE100は10,881.9で引け、0.38%高だった。
注目点は、予算案の前に財務省がブリーフィングを行うかどうか、月曜の銀行株の反応、業界団体が独自にコストの試算を公表するかどうかだ。そうしたものがあれば、見出しは確認できる材料に変わる。
きょうの数字
きょうの言葉
予算案財政財務相が毎年行う、税と歳出の変更についての声明。