世界経済 · 報道照合 ✓ 4社 · 数値は米労働省発表に帰属(原文の直接確認は未完了)
米9月雇用、2.9万人増どまり — 予想の9万人を大きく下回る
米労働省が10月2日に発表した9月の雇用統計で、非農業部門の就業者数は前月比2.9万人増にとどまり、市場予想の9万人増(集計によっては8.4万人)を大きく下回った。失業率は4.2%に上がり、予想の4.1%を上回った。8月分は13.3万人増に、7月分は1.0万人減に下方修正された。平均時給は前年同月比3.0%増と伸びが鈍った。予測市場カルシでは、FRBが10月に金利を据え置く確率が85%まで上がった。
FRBは原油高による物価上昇を警戒し、利上げを探っていた。雇用が止まりかければ、利上げの理由は弱まる。週明け5日の東京市場で日経平均が1,637円上がったのは、この統計が出発点だ。
米国の金利が上がりにくくなれば、ドル高円安の圧力は和らぐ方向に働く。ただ5日のドル円は157円台後半で、まだ大きくは動いていない。
AI関連の製造業や建設は堅調で、労働参加率も上がった。数字ほど弱くないという見方もある。
3カ月を平均すると雇用の伸びはほぼゼロだ。景気の減速は始まっている。
覚える数字は「2.9万人」。次に見るのは10月下旬のFOMCで、利上げ見送りが本当に決まるかどうか。
DailyDrop 日本版 第1号・2026年10月5日 朝刊