政治 · 報道照合 ✓ 3社 · 発言は当事者に帰属

簗農相、「道路予算カット」発言を撤回し陳謝 — 辞任は否定

簗和生農林水産相は10月5日、5月24日に栃木県大田原市の自民党支部の懇親会で、衆院選で自身を応援しなかった首長がいる那須烏山市と那珂川町について「本年度の道路予算は大幅にカットした」と述べた発言を撤回し、陳謝した。週刊新潮が音声データをもとに報じていた。簗氏は2日の会見で発言を認め「誤解を招く言いぶりだった」と釈明し、国交省への働きかけは否定、辞任もしない考えを示していた。井林辰憲国交相は2日、報道のような削減の事実はないと説明している。

大臣が予算を選挙の見返りに使ったと受け取れる発言で、事実かどうかにかかわらず行政の公正さへの信頼に関わる。召集日に撤回したのは国会での追及を和らげる狙いとみられるが、野党は首相の任命責任も問う構えだ。

道路予算は自治体の暮らしに直結する。配分の基準が政治的な好き嫌いで動くなら、それは全ての住民の問題になる。

発言は「誇張」だったのか、実際に何かが動いたのか。国交省の否定と本人の撤回だけでは決着しない。国会で配分の記録が出てくるかを見る。

DailyDrop 日本版 第1号・2026年10月5日 朝刊

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