GMO系アンケートサイトで最大94万件、楽天ドライブは8カ月間閲覧可能に。不正アクセスの公表が続く
GMOインターネットグループのGMOリサーチ&AIは、運営するアンケートサイト「infoQ」が第三者の不正アクセスを受け、会員の個人情報が外部へ持ち出されたと公表した。対象は最大94万8,498件で、同社が保有する全件にあたる。氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、暗号化されたパスワード、会員ID、保有ポイント数が含まれる。不正アクセスは10月2日以降に起き、使っていたソフトウェアの脆弱性が悪用された。一部会員のポイントが本人の意思によらずアマゾンのギフトコードに交換され、611件、286万9,500円分の被害が出た。同社は全額を補填する。サービスは停止している。NHKは6日にこれを報じた。楽天ドライブは6日、管理用アカウントの認証情報が不正に取得され、1万5,382アカウントの写真や文書が1月29日から9月17日まで閲覧できる状態だったと公表した。313アカウントでは暗号化されたパスワード情報も取得された。前日の5日には、物語コーポレーションが「焼肉きんぐ」アプリ会員1,078万8,963件の漏えいを、大和証券が委託先経由で約22万件の漏えいの恐れを公表している。
狙われているのは、ポイントや会員情報を大量に抱える身近なサービスだ。infoQでは情報が盗まれただけでなく、ポイントが実際に換金された。漏えいが金銭被害に直結した例になる。
infoQや楽天ドライブを使っているなら、同じパスワードを他のサービスで使い回していないか、きょう確かめる。各社を名乗るメールやSMSのリンクは開かず、公式アプリから確認する。
各社とも確認から数日で公表し、補填も約束した。初動は速い。
保有する全件が一度に持ち出せる設計だったことが問題だ。脆弱性の放置や管理用アカウントの保護不足は基本の失敗で、説明が要る。
きょうの数字は「286万9,500円」。件数ではなく、盗まれた情報が現金に換わった額だ。見るべきは、各社が原因を具体的な言葉で説明する日。
DailyDrop 日本版 第2号・2026年10月6日 朝刊