日経平均 70,035円、3日ぶり反落 — TOPIXは一時最高値を超えて下げた
10月7日の東京株式市場で日経平均株価は前日比648円27銭(0.92%)安の7万35円71銭で取引を終え、3営業日ぶりに反落した。前日に3カ月ぶりの7万円台回復を果たした達成感から、アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコなどAI・半導体関連の値がさ株に利益確定売りが出た。金利上昇を追い風に買われてきた銀行株にも売りが目立った。TOPIXは29.45ポイント(0.70%)安の4,154.11。朝方は8月14日の最高値4,197を一時上回ったが、下げて引けた。JPXプライム150は13.39ポイント安の1,752.96。両指数ともこの日の安値引け。7万円に近づくと押し目買いが入り、下げ渋った。大引け後、日本取引所グループは新基準TOPIXの移行措置銘柄が683銘柄になると発表した。新発10年債利回りは午後3時前の時点で3.100%。ドル円は午前に158円51銭まで上昇した。
前日に7万円を回復し、きょう一日で648円返した。これは暴落ではなく、達成感の売りだ。注目はTOPIXで、8月の最高値を一時超えてから下げている。幅広い銘柄が高値圏にあり、半導体だけの相場ではなくなっている。一方で長期金利が3.1%、米10年債が5.3%台。株と金利の綱引きが始まっている。
半導体の比率が高い投信や確定拠出年金は、きょう一日の下げが見えたはずだ。ただ前日の上げの範囲内だ。見るべきは、あす東京朝のドル円と長期金利。FOMC議事要旨を受けた米金利の反応が日本株の方向を決める。
7万円台で押し目買いが入ったのは、業績への期待がまだ厚いということ。健全な調整だ。
TOPIXが最高値を更新できずに安値引けしたのは弱いサインだ。米金利が5%台で居座れば、PERの高い銘柄から順に剥がれる。
きょうの数字は「安値引け」だ。終値より引け方を見る。あす、米金利の上昇が止まらないのに日本株が7万円を守れるかどうかで、この一日の名前が「調整」か「天井」かに分かれる。
DailyDrop 日本版 第3号・2026年10月7日 朝刊