経済·市場 · 報道照合 ✓ 3社 · 東京の終値は取引所発表値、米国は取引終了時点の値
日経平均、993円安で安値引け。米国株も原油高と金利を嫌って下げる
10月8日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比993円60銭(1.42%)安の6万9042円11銭で取引を終えた。その日の最安値で終わる安値引けだった。米国の長期金利の上昇と原油高で、インフレが再び強まるとの見方が広がった。東京外国為替市場では、原油高による物価上昇への警戒から円が小幅に売られた(NHK)。夜の米国市場では、S&P500種株価指数が0.61%安の7,754.36、ナスダック総合指数が1.37%安の27,162.68で終えた。ドル円は10月9日早朝に1ドル=157.86円前後。野村と大和のトップは日経平均8万円を見込みつつ、AI相場の過熱に注意を促した(The Japan Times)。
下げの理由が、金利と原油という同じ一本の線にまとまってきた。原油高は物価を押し上げ、金利を下げにくくする。金利が高いままなら、値上がりしてきたハイテク株の評価が下がる。東京の下げはその連鎖の入り口にある。
日本株の投資信託や確定拠出年金を持つ人は、2日で2000円近い下げを見た。積み立てを止める理由にはならないが、原油と米金利の向きが変わるまでは、値動きが大きい状態が続くと考えておく。
野村や大和のトップは8万円を見込む。金利と原油の上昇が一服すれば、上昇基調に戻る。
安値引けは、買い手が最後まで戻らなかったしるし。AI相場の過熱を当の証券会社が警告している。
きょうの数字は「安値引け」。終わり際まで買いが入らなかった。見るべきは、9日のSQ算出と3連休前の手じまい売りが下げを広げるかどうか。原油が100ドルを挟む間は、7万円の回復を急ぐ理由は見当たらない。
DailyDrop 日本版 第5号・2026年10月9日 朝刊