政治·外交 · 報道照合 ✓ 4社 · 会議の議題と日程は未確認、首相の説明とフランス側の発表は食い違いが指摘
高市首相、G7首脳のオンライン会議を欠席。野党から「外交日程は最優先で」と苦言が続出
議長国フランスが設定したG7首脳のオンライン会議に、高市早苗首相が出席しなかった。首相は「フランスが当日の直前に急に設定した」と釈明したが、フランス側の発表と食い違うと、dメニューニュースが配信した記事が伝えた。共同通信は、首相が公表した公務はなかったと報じ、首相の存在感の低下を指摘した。国民民主党の玉木雄一郎代表は「外交日程は最優先で」と苦言を呈し、北朝鮮の新型ドローンにも警鐘を鳴らした。参政党の代表も批判した(時事通信)。国内では、与党が食料品の消費税を下げる法案の月内の審議入りを求め、野党は簗和生農林水産相の問責決議案を含めて協議している(NHK)。
G7は主要な民主主義国の首脳の協議の場で、欠席は日本の発言の機会を失うことになる。ICC制裁やロシアの軽油問題など、各国の足並みが問われる時期と重なる。
外交の場で日本がどう発言するかは、安全保障や貿易、エネルギーの価格に響く。首相の説明の中身と、国会での議論を確かめたい。
急に設定された会議に出られないこともある。外務省が別の形で参加し、実質的な関与を保っていれば問題は小さい。
主要国の首脳が集まる場を欠席する余裕は、いまの日本にはない。理由の説明が食い違うことも不信を招く。
きょうの言葉は「食い違い」。首相の説明とフランス側の発表のどちらが事実か、いまは確認できない。見るべきは、外務省が議題と日程を公表するか、首相が国会で説明するか。16日の参院予算委員会で、この問題が出るかどうかを見たい。
DailyDrop 日本版 第7号・2026年10月11日 朝刊