スポーツ·文化 · 報道照合 ✓ 6社 · 棋士になるかどうかは本人が保留

西山朋佳白玲、白玲戦で5期目の防衛。女性で初めて、プロ棋士になる権利を得た

10月10日、金沢市で将棋の白玲戦の第5局が指され、西山朋佳白玲(31)が福間香奈女流四冠を破って防衛した。通算5期目のタイトルとなり、日本将棋連盟が昨年導入した規定により、女性として初めてプロ棋士になる権利を得た(NHK、時事通信、朝日新聞、毎日新聞)。産経新聞は4連覇と伝えた。西山さんは奨励会で三段まで進んだあと2021年に退会して女流棋士になり、棋士編入試験の五番勝負でも2勝3敗で届かなかった(秋田魁新報)。会見で権利の行使については「今は答えを出せない」と述べ、冷静に話し合って決めたいと語った(時事通信、読売新聞、朝日新聞)。将棋連盟の会長は「意義深い」とコメントした(毎日新聞)。

棋士の世界は長く男性だけで、女性が入る道は閉ざされてきた。新しい規定で、初めて道が具体的になった。ただ、本人が権利を使うかどうかは別の判断で、棋士になれば女流のタイトルとの関係も変わる。

将棋を指さない人にとっても、長く閉じていた職業の門が開いたというニュースだ。西山さんの決断を待ちたい。

女性が棋士になる道が、制度としてやっと開いた。対局の実績が認められた意義は大きい。

権利を得ても、棋士として戦う負担や、女流との両立は重い。本人の決断を急がせない見守りが要る。

きょうの数字は「5期」。積み重ねで門が開いた。見るべきは、本人がいつ、どんな形で決めるか、連盟が手続きと時期をどう示すか。権利を得た日が、女性の棋士が生まれる日とは限らないことを、見出しの言葉の違いとして押さえておきたい。

DailyDrop 日本版 第7号・2026年10月11日 朝刊

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