北朝鮮が日本海へ弾道ミサイル2発以上。防衛省「EEZの外に落下」、一部は変則軌道の可能性
防衛省は10月12日(月)午前、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを少なくとも2発発射したと発表した(NHK、毎日新聞、朝日新聞、時事通信)。韓国軍の合同参謀本部は、発射は午前9時20分ごろで、平壌の近くから東側の海に向けて複数の弾道ミサイルが発射されたと明らかにした(ストレーツ・タイムズ、CNA)。日本経済新聞によると、1発目は9時19分ごろに発射されて最高高度は約20キロ、飛行距離は約220キロ。2発目は9時36分ごろで、最高高度は約70キロ、飛行距離は910キロを超えた。防衛省はいずれも日本のEEZの外に落下したと推定し、NHKはEEZへの飛来は確認されていないと伝えた。テレビ朝日は、被害の情報はないと報じた。毎日新聞は、一部が変則軌道で飛んだ可能性があり、首相が万全の態勢を指示したと伝えた。ジャパンタイムズは、少なくとも2発がEEZの外の海に落ちたとみられると報じた。韓国軍は飛行距離が900キロを超えたと説明し、韓国の国家安全保障会議は緊急の会合を開いた(ファイナンシャルジュース)。日本の海上保安庁は、落下の可能性について航行警報を出した(ファイナンシャルジュース)。
弾道ミサイルは、短い時間で日本の近くの海に落ちる。変則軌道は、迎撃を難しくするとされる飛び方で、本当にそうだったかは防衛上の重要な点になる。今回は今月4回目とされ、発射の間隔が短い(GMAニュース)。北朝鮮と韓国の間では、韓国の極超音速ミサイルの試験や、国境をめぐる警告が続いていて、緊張が高まっている。
すぐに身の回りの生活が変わる話ではない。ただ、発射時の政府の警報や、鉄道・航空の運行情報は、確かめられるようにしておきたい。13日に再開する東京市場では、防衛関連の株や円相場に反応が出る可能性がある。
発射は繰り返されていて、日米韓が情報を共有して警戒を続け、外交ルートで抗議するのは当然だ。EUの新たな制裁も、技術の流れを断つ手段になる。
制裁と抗議を重ねても、発射は止まっていない。対話の糸口を探らないまま警戒だけを続けても、緊張は下がらないという指摘がある。
きょうの数字は「910キロ超」。2発目の飛行距離で、1発目の約4倍だ。見るべきは三つある。防衛省が2発目の機種と変則軌道をどう分析するか、北朝鮮が追加の発射や挑発に進むか、そして13日に再開する東京市場の反応だ。「11回目」という回数は、発射が例外ではなく、日常になりつつあることを示している。
DailyDrop 日本版 第9号・2026年10月13日 朝刊