阪急阪神百貨店で約126万件、メール配信のユミルリンクでのべ約900万件。個人情報流出の発表が相次ぐ
阪急阪神百貨店が運営する3つのサイトに不正アクセスがあり、約126万件の個人情報が漏えいした可能性がある(日本テレビ、Yahoo!ニュース)。メール配信サービスのユミルリンクは、のべ約900万件の情報が流出したおそれがあると発表した(NHK、47NEWS)。ソースネクストは、パスワードの復号鍵にアクセスできるAPIに侵入され、パスワードが平文で流出したと説明した(ITmedia)。同社は復号鍵そのものは流出していないとしている(ITmedia)。日本郵政は、ポイントサイトで約250件の会員情報が閲覧された可能性があると発表した(NHK)。日本郵政は他社の流出情報が使われた可能性を挙げた(NHK)。
一つの会社から漏れたIDとパスワードが、別のサービスへの不正ログインに使われることがある。メール配信会社のように多くの企業や自治体の業務を請け負う会社が狙われると、被害が取引先全体に広がる。
同じパスワードを複数のサービスで使っていると、どこか一つの流出で他のアカウントまで危険になる。百貨店や配信サービスからの案内メールを装った詐欺にも注意が必要だ。
企業側は、暗号化などの対策をしていても、鍵を扱うシステムが破られれば守れないことが分かったと説明している。攻撃の手口が変わっており、対策の見直しが急がれるという見方だ。
トレンドマイクロの社長は、AIを悪用した攻撃はスピードも量も違うと警告した(毎日新聞)。個々の企業の努力だけでは限界があり、業界全体での備えが必要だという声もある。
各社が不正アクセスや流出の可能性を発表したことは確認できた。被害の全容や、流出した情報が悪用されたかどうかはまだ分からない。今日は各社の追加発表と、利用者への連絡の内容を見たい。
DailyDrop 日本版 第16号・2026年10月20日 朝刊