外交

ロシアが拘束の道新記者、大使館が差し入れ 領事面会はなお実現せず

NHKによると、ロシアの治安機関に北海道新聞の記者が拘束された問題で、モスクワの日本大使館は拘置所に関係者からの差し入れを持ち込んだ。大使館は引き続き一刻も早い領事面会と即時解放を求めている。記者はスパイ容疑でFSBに拘束された。10月16日に試みた領事面会は実現しなかった。外務省幹部は21日にロシア側と会談し、解放を強く求めた。

日ソ領事条約では、拘束後早期の領事面会が取り決められている。面会が実現しないまま日数が過ぎており、日ロ関係の緊張を映している。記者は北海道新聞のユジノサハリンスク支局の特派員で、サハリンの取材拠点の今後にも影響が及ぶ。

ロシアに渡航・滞在する日本人にとって、拘束のリスクを考える出来事だ。外務省の海外安全情報で渡航先の最新の注意事項を確かめておきたい。

北海道新聞社は政府の指示による取材はないとしており、通常の取材活動だったとの立場だ。報道の自由への攻撃だとの見方もある。

ロシア側の報道官は、なぜスパイ活動と見なされる行為をしたのかと逆に問い、拘束を正当化している。

差し入れができたことは確かだが、面会はまだ実現していない。今後は領事面会の実現と、ロシア側の起訴判断を見たい。

DailyDrop 日本版 第19号・2026年10月23日 朝刊

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