警察
神奈川県警、失効した運転免許証を警備部門で流用 30年前から続いたか
毎日新聞によると、神奈川県警で、更新時に回収した失効免許証が警備部門の捜査に流用されていた。30年前から常態化していた疑いがある。朝日新聞によると、顔写真が対象者の資料に使われていた。日本経済新聞によると、個人情報保護法に抵触する可能性が高く、警察庁は県警に実態解明を指示した。巡査長が免許証31枚を駅に置き忘れたことで発覚した。
免許証は本来、廃棄されるべきもので、本人の知らない間に捜査資料にされていた。警察の情報収集の在り方そのものが問われる。回収した免許証は本人確認書類として使えなくなるが、顔写真や住所などの個人情報はそのまま残っている。
運転免許の更新で返した古い免許証がどう扱われているかは、多くの人に関わる。自分の情報がどこでどう使われたか、本人が知る手段は今のところ限られている。
警察内部からは、伝統的に行われてきたとの証言もある。治安維持のための情報収集の一環だったとの見方だ。
一方、法的な根拠のない個人情報の利用は許されないとの批判が強い。全国でも同じことがなかったか調べるべきだとの声が出ている。
流用の事実と警察庁の指示は確かだ。他県での実態はまだ分からない。全国調査の結果と処分を見たい。
DailyDrop 日本版 第19号・2026年10月23日 朝刊