13日(火)夜、アラムコのダーランの行政ビルが標的になり、エネルギー省は火災は限定的で負傷者はいないと述べた(サウジ通信、オカーズ、アル・ワタン、サウジ・ガゼット)。ブルームバーグは、フーシ派のミサイルが本社に命中したと伝え、ロイターは3つの情報筋の話として、被害は広範で、火災は複数の階に広がったと伝え、ファイナンシャル・ジュースは従業員に在宅勤務が求められたと伝えた。民間防衛当局は、迎撃された2発の巡航ミサイルの破片で、リヤドで4人が負傷し、15戸の住宅が被害を受けたと発表した。フーシ派の報道官は、標的はダーラン、キング・ハリド空港、リヤドの製油所だったと述べ、さらなる攻撃を予告した(ファイナンシャル・ジュース、ロイター)。迎撃された弾道ミサイルの破片が、リヤドでアラブ系の住民に当たった(サウジ・ガゼット、BBC)。連合軍は木曜未明、ミサイルと無人機14発を迎撃したと発表し(シャルク・アルアウサト)、そのあと東部地域で無人機1機を迎撃した(オカーズ、ファイナンシャル・ジュース)。製油所や空港への命中についてのサウジ側の確認は見つかっていない。
攻撃は、単発の事件から、エネルギーと航空を同時に狙う作戦へと変わりつつある。その影響は、公表された損失と同じくらい、市場や旅行会社の信頼で測られる。
リヤドや東部地域にいる人は、民間防衛当局や公的機関の警報に従い、航空会社で便の状況を確認し、信頼できる機関が確認していない動画や数字を広めないこと。
サウジ側と連合軍は、被害は限定的で、防空網が攻撃を迎撃しているとし、これをテロだと位置づけている。
フーシ派は、空港と石油施設への作戦は続くと述べ、フィナンシャル・タイムズは、王国は多額の防衛費を投じているにもかかわらず、同派の手口に追いつくのに苦労していると書いている。
省の説明(行政ビルと限定的な火災)と、ロイターが情報筋から伝えた内容(広範な被害)の食い違いは、詳細な声明がなければ解けないので、2つの話は一致していないものとして扱う。きょう見るのは3つ。ダーランの被害についての声明、キング・ハリド空港の状況、そして「今後数日」という言葉に新たな攻撃が続くかどうかだ。
サウジ通信 · オカーズ · アル・ワタン · サウジ・ガゼット · ブルームバーグ · ロイター · ファイナンシャル・ジュース · AP通信 · BBC · シャルク・アルアウサト · フィナンシャル・タイムズ · CNNアラビア語版(2026年10月13〜15日)
フーシ派、空港と石油施設への攻撃の継続を宣言。ロイター:アラムコのダーラン本社に広範な被害、弾道ミサイルの破片でリヤドの住民が負傷
エネルギー省はダーランの件を、負傷者のない行政ビルの限定的な火災と説明した。一方ロイターは、3つの情報筋の話として、火は複数の階に広がったと伝えた。連合軍は木曜未明、ミサイルと無人機14発を迎撃したと発表した。
13日(火)夜、東部地域のダーランにあるアラムコの行政ビルが標的になり、負傷者のない限定的な火災が起きた。エネルギー省の当局筋が、関係当局が事態への対応に着手したと述べたと、サウジ通信、オカーズ、アル・ワタン、そしてサウジ・ガゼットが、それぞれ同じ内容を伝えた。ロイターは先に、情報筋の話として、ダーランの本社近くで強い爆発音が聞こえたと伝えていた。ブルームバーグは事情に詳しい関係者の話として、フーシ派のミサイルが本社に命中し、敷地の一部で火災が起きたと伝えた。翌日、ロイターは3つの情報筋の話として、本社は広範な被害を受け、火災は複数の階に広がったと伝え、ファイナンシャル・ジュースは2つの情報筋の話として、会社が従業員に在宅勤務を求めた一方、業務は通常どおり続いていると伝えた。被害の規模を示す公式の声明は見つかっておらず、省が挙げた行政ビルが、情報筋の述べた部分と同じかどうかも分からない。
リヤドでは、民間防衛当局が、火曜に防空網が迎撃した2発の巡航ミサイルの破片で4人(女性2人、男性1人、子ども1人)が負傷し、15戸の住宅に限定的な被害が出たと発表した。サウジ通信、オカーズ、サウジ・ガゼットによる。AP通信によると、水曜には首都の住民が新たな爆発音を聞いた。ファイナンシャル・ジュースによれば、連合軍は、フーシ派がリヤドに向けて発射した弾道ミサイル1発を迎撃したと述べた。民間防衛当局はその後、迎撃された弾道ミサイルの破片でアラブ系の住民1人が負傷し、住宅1棟と車両が被害を受けたと発表した。サウジ・ガゼットによる。BBCも同じ内容を伝えた。
フーシ派の軍報道官は、同派がダーランのアラムコ、キング・ハリド空港、リヤドのアラムコの製油所を狙ったと述べ、空港と石油施設への作戦は今後数日も続くと語った。ファイナンシャル・ジュースとロイターによる。製油所や空港への命中についてのサウジ側の確認は見つかっていない。連合軍は、シャルク・アルアウサトによると、木曜未明、弾道ミサイルや有翼ミサイルを含む14発のミサイルと無人機を迎撃・破壊したと発表した。標的はリヤド、ハルジュ、東部地域だった。そのあと東部地域で無人機1機を迎撃したと、オカーズとファイナンシャル・ジュースが伝えた。連合軍は火曜夜にも、弾道ミサイル2発、巡航ミサイル4発、無人機6機を破壊したと発表しており、シャルク・アルアウサトによる。木曜の数字がこれを含むのかどうかは分からない。
サウジ政府の公式発表で確認されたのは、ダーランの行政ビルへの攻撃と限定的な火災、リヤドで巡航ミサイル2発の破片により4人が負傷したこと、弾道ミサイルの破片でアラブ系の住民1人が負傷したことだ。公式には確認されていないのは、本社の被害の規模、製油所と空港についてのフーシ派の主張、迎撃の総数である。
防空の働きについては見方が分かれる。フィナンシャル・タイムズは、王国は世界有数の武器の買い手だが、フーシ派の手口に追いつくのに苦労していると書き、CNNアラビア語版は、防衛に年間数百億もの費用を投じているのに、なぜ攻撃が成功するのかを分析した。DailyDropの読みでは、脅威は、記録された1回の攻撃から、空港とエネルギーを同時に狙う段階的な作戦へ移った。被害の数字がない間は、その影響を測るのは難しい。きょうは、ダーランの被害についての声明、キング・ハリド空港の状況、そしてフーシ派の宣言が新たな攻撃を伴うかどうかを追う。