立法院は16日、《老人福祉法》改正案を三読で可決した。内容は、65歳以上で総合所得税率が20%に満たない高齢者の健康保険料を政府が補助するというもの。国民党と民衆党が共同で進め、与野党協議が決裂した後、採決に付された。民進党団は、388億台湾ドルの財源が示されていないと批判している。
健康保険の財政と世代間の公平に関わり、年末の選挙の重要な争点でもある。
あなたやご家族が65歳以上なら、保険料の払い方が変わる可能性がある。ほかの人の負担への影響は、公式の試算を待つ必要がある。
免除の境界と財源が、この福祉を長く続けられるかを左右する。
自由時報、中央社など5社(抽出)
65歳以上の健康保険料免除、三読で可決 財源が最大の争点に
国民党と民衆党が共同で《老人福祉法》を改正し、所得税率が20%に満たない高齢者の健康保険料は全額を政府が補助する。民進党団は、財源が示されていないと批判している。
立法院は16日、《老人福祉法》改正案を三読で可決した。核心は、65歳以上で総合所得税率が20%に満たない高齢者の健康保険料を政府が補助し、本人はもう払わなくてよくなる点だ。この改正は国民党と民衆党の両党の立法委員が共同で進め、与野党協議が決裂した末に、採決にたどり着いた。
反対の声は、お金をどこから持ってくるのかに集中している。民進党団は、改正に財源の裏付けがないと述べ、388億台湾ドルの穴があると指摘した。この数字は民進党団が出したもので、本号では他の情報源に独立した公式試算を確認できておらず、読者は一方の主張として受け止めたい。また、ある媒体は見出しで、この案により1人当たり年に約3,000台湾ドル多く払う可能性があると指摘した。これは報道による試算と見出しの表現で、同じく公式の数字の裏付けはなく、詳細はなお確認が必要だ。
衛生福利部長もこの案に公に反応したが、本号で入手できた資料は見出しだけで、主張を完全には伝えられない。別の元衛生福利部次官の王必勝氏は16日、若者が「健康保険料ももう払いたくない」と話すのを耳にしたと述べ、これは制度崩壊の始まりだと考えている。これは個人的な観察と論評で、調査データではないが、制度設計の最も敏感な点を突いている。健康保険は助け合いで成り立っており、無料の境界が広がれば、保険料を払う意欲が揺らがないかという点だ。
今後の注目点はいくつかある。行政院が覆議を提出するか、別に予算を組むか。補助を中央政府の予算が負担するのか、健康保険基金が吸収するのか。そして、その後の法改正や憲法解釈の申し立てが出るかどうか。年末の地方選挙が迫るなか、この「福祉カード」は両党によって選挙戦の文脈に持ち込まれており、攻防は今後も続くと見られる。
きょうの数字
きょうの言葉
三読立法法案が立法院で三回の審議を経て正式に可決される最後の関門。可決後は総統に送られて公布される。