マーク・カーニー首相は月曜、感謝祭のメッセージでアルバータ州民に直接語りかけた。カナダ離脱を問う住民投票の1週間前のことで、CBC、CTVニュース、グローブ・アンド・メール紙、ナショナル・ポスト、アルジャジーラ、ラジオ・カナダ、ラ・プレスが伝えた。首相は繁栄を選ぶよう促し、カナダは分かれているより一緒の方が強いと述べ、ラジオ・カナダの表現では「カナダは機能している」と語った。ナショナル・ポストは、このメッセージは州への訪問に先立つものだと伝えた。ラジオ・カナダは、ブリティッシュコロンビア州のデービッド・イービー首相も同州とアルバータ州を「ともにある方が強い」と呼んだと報じた(1社のみ)。グローブ・アンド・メール紙とラジオ・カナダは、両陣営の運動が最終盤に入ると説明した。世論調査は見ておらず、見出しは、賛成となった場合に法的に何が起こるかを示していない。
離脱が選ばれれば、1995年のケベック州の住民投票以来、連邦制にとって最も深刻な試練となり、貿易、債務、年金、連邦の土地といった、現代のカナダのどの政府も決着をつける必要に迫られたことのない問いが浮かぶ。反対が多数でも、主権派の政党が政権を得たばかりのケベック州を含め、国の議論を左右する。
アルバータ州在住なら、期日前投票ができる日時と場所を確認してほしい。ほかの地域では、どちらの結果になっても、ドルやカナダ株が動き、ケベック州で国の統一をめぐる議論が再燃するかもしれない。
連邦側の主張:カナダは一緒の方が強く、アルバータ州民の繁栄は国の内側でこそ最もよく守られる。これはオタワの、またラジオ・カナダの報道ではブリティッシュコロンビア州首相のメッセージだ。
分離派の主張は、概略、アルバータ州は自ら統治した方がうまくいく、というものだ。私たちが読んだ見出しには運動側自身の論拠がなく、引用はしない。
この投票を決めるのは二つの数字、投票率と賛否の差だ。オタワの公の訴えは、この投票を重くみている表れだ。世論調査か、結果が何を引き起こすかについての公式の説明が出るまで、予測はすべて推測として扱ってほしい。次に見るのは、期日前投票の数字と首相の訪問だ。
CBC · CTV News · The Globe and Mail · National Post · Al Jazeera · Global News · Radio-Canada · La Presse · Le Devoir(10月12〜13日)。
アルバータ州のカナダ離脱投票まで1週間。カーニー氏、州民に「ともにある方が強い」と訴え
感謝祭のメッセージは、まっすぐ州に向けられていた。両陣営の運動は今や最終盤で、期日前投票がまもなく始まる。
マーク・カーニー首相は月曜、感謝祭のメッセージを使ってアルバータ州民に直接語りかけた。州民がカナダ離脱を問う住民投票に臨む1週間前のことだ。CBC、CTVニュース、グローブ・アンド・メール紙、ナショナル・ポスト、アルジャジーラ、ラジオ・カナダ、ラ・プレスのいずれも報じており、それらを合わせるとメッセージの輪郭が見える。首相はアルバータ州民に繁栄を選ぶよう促し、カナダは分かれているより一緒の方が強いと訴え、ラジオ・カナダのフランス語訳では「カナダは機能している」と述べた。ナショナル・ポストは、このメッセージは首相が州を訪れると見込まれる訪問に先立つものだと伝えた。ラジオ・カナダはまた、ブリティッシュコロンビア州のデービッド・イービー首相が、同州とアルバータ州は「ともにある方が強い」と聴取者に語ったと報じたが、これは1社のみの報道だ。グローブ・アンド・メール紙とラジオ・カナダは、両陣営の運動が最終盤に入り、双方で演説や集会が行われていると説明し、グローバル・ニュースは「専門家がアルバータ州住民投票の結果の意味を論じるなか、期日前投票が始まる」という見出しの記事を載せた。
切り分けて考えたい点が二つある。一つ目は、首相のメッセージに何ができるかだ。それは説得であって規則ではない。結果を決めるのはアルバータ州の有権者であり、私たちが読んだ見出しは、賛成となった場合に法的に何が起こるかを示していない。ケベック州については、同種の問いに対する連邦議会の答えが、1995年の同州の住民投票を受けて成立した2000年の明確化法(Clarity Act)だった。これがアルバータ州に適用されるのかどうかを伝える記事は私たちが読んだ中になく、憶測はしない。二つ目は、この投票の余波がすでに州外に響いていることだ。グローブ・アンド・メール紙は、ケベック州の企業が再燃する主権論争に備えていると報じ、ラ・プレスは、同紙が「アルバータ州の奇妙な主権派の議論」と呼ぶものについての記事を載せた。折しも、ケベック州の選挙に勝ったばかりのケベック党は、政権運営の準備を進めている。ル・ドゥヴォワールは、同党党首のポール・サンピエール・プラモンドン氏(PSPP)とクリスティーヌ・フレシェット氏が火曜に政権移行について協議する予定だと報じた。当紙の月曜版は、ダニエル・スミス州首相がアルバータ州民が残留を選んだ場合の2度目の投票を否定していると、CBCとラジオ・カナダを引いて伝え、元州首相のジェイソン・ケニー氏が、投票率が低ければ分離派に有利になりうると警告したと、CTVニュースを引いて伝えた。DailyDropの読みでは、この2点がオタワのメッセージの調子を説明する。2度目の投票がないなら、ノーは決定的でなければならず、ぎりぎりのところでは説得より投票率が物を言うかもしれない。感謝祭のメッセージは、発信の場を意図して選んだものでもある。選挙運動を追っていない人にも届くからで、まさに投票率を訴える議論が必要とする聴衆だ。確信をもって言えるのは、運動が最終週に入り、期日前投票が始まり、オタワが残留を公に訴えることにしたということだ。まだ言えないのは、投票の行方だ。世論調査は見ておらず、グローバル・ニュースが引く専門家たちも、結果が何を意味するかをなお論じている。
きょうの言葉
分離独立法ある地域が国から正式に離脱すること。カナダの憲法には、そのための成文の手続きがない。1998年に最高裁は、ケベック州をめぐる事件で、明確な問いに対する明確な多数があれば、ほかの政府は交渉する義務を負うが、合意する義務は負わないとした。