KPKは、ビマ・セティアワン氏と別の4人を、BNPBの災害資金をめぐる汚職の疑いで被疑者に指定した。ビマ氏は元BNPB長官の弟だ。KPKは、問題の資金は森林・土地火災と東ヌサトゥンガラ州の地震への対応に充てる即応資金だとしている。6媒体は、その資金で株を買った疑いを伝えた。押収された証拠品は、1媒体が54億7000万ルピア、別の媒体が50億ルピアと報じた。KPKは死刑を科し得る条文を適用せず、捜査官の時間が限られると述べた。KPKの山分けについてのメッセージは、即応資金を悪用しないようにとの注意として載った。媒体は被疑者を5人と伝えるが、それぞれの役割はまだ示されていない。
即応資金は災害時に素早く出せるよう設計されており、被災者と地方政府はその円滑さに頼っている。一部が流用されれば、遅れるのは物資、消火、被災した住民への支援だ。物資のほかにも、消火や避難は緊急用の資金に左右され、1つの項目の遅れが別の項目に波及しかねない。
KPKの次の発表に注目し、1つの数字だけを共有する前に複数の媒体の数字を比べる。災害の多い地域に住んでいるなら、支援金の使途報告がどう公表されるかを自治体に尋ねてみる。地方政府に、災害資金の執行状況を定期的に公表するよう求めることもできる。
死刑を科し得る条文は法律にあるのに、被災者のための金が絡む事件でこそ使われなかった。市民には、捜査官の時間の問題を超えた説明を待つ権利がある。法は災害時の汚職に条文を用意している。問われるのは、それが使われるかどうかだ。
detikcom, Antara, Republika
KPK、元BNPB長官の弟と別の4人を被疑者に指定 災害資金で株を買った疑い
森林・土地火災と東ヌサトゥンガラ州(NTT)の地震への対応に回るはずだった即応資金が、事件の中心にある。KPKは約50億ルピアの証拠品を押収したが、死刑を科し得る条文は使わなかった。
汚職撲滅委員会(KPK)は、国家防災庁(BNPB)の災害資金をめぐる汚職の疑いで、元BNPB長官の弟ビマ・セティアワン氏と別の4人を被疑者に指定した。10月16日(金)以降に6媒体が引用したKPKの説明によると、問題の金は、緊急対応のために用意された予算枠である即応資金(Dana Siap Pakai)に由来する。用途は、森林・土地火災と東ヌサトゥンガラ州の地震への対応とされる。ビマ氏はその一部で株を買った疑いがあり、買われた銘柄の一覧が、この事件で最も多く引用される部分になっている。
捜査当局は証拠品も押収した。報じられた額は媒体によって異なる。ある報道は54億7000万ルピアとし、別の報道は50億ルピアとして、その出どころを森林・土地火災と洪水への対応資金だとした。金曜と土曜の報道には、国の損失額の公表がなく、押収額を問題の資金の総額と比べることはまだできない。KPKは、5人の被疑者それぞれの役割も、公には説明していない。
市民の間で多く出ている疑問は、なぜ被疑者に死刑を科し得る条文が適用されなかったのかという点だ。汚職撲滅法は、災害時など一定の状況で行われた汚職に死刑を科し得ると定めている。KPKは、現段階では捜査官の時間が限られるため、その条文は適用しなかったと説明した。この説明は同じ日、10月17日(土)に2媒体が載せたもので、他の機関からの補足はまだない。
KPK自身は、もっと一般的なメッセージも出した。即応資金は山分けの場にしてはならないと注意を促したのだ。この種の資金は、災害時に素早く支出できるよう、通常の予算より簡素な手続きで設計されている。その速さは、使途の監視が弱くなりやすい点でもある。次に待つべきは、追加の取り調べ、資金の流れの詳細、そして記録が積み上がるなかで捜査官が別の条文を加えるかどうかだ。
読者が押さえておくべき点は3つある。第1に、この事件は1つの数字の話ではない。当初から火災と地震の被災者のために充てられた資金に関わっており、流用された1ルピアごとに具体的な顔がある。第2に、媒体が伝える細部は完全には一致しない。KPKの公式な説明と、各報道の要約は区別して読む必要がある。第3に、土曜の時点で、被疑者側の発言は広く載っていない。ここまでの記述は、いずれも法廷で検証される捜査官の疑いにとどまる。
きょうの数字
きょうの言葉
即応資金予算災害時の緊急対応のために、政府が素早く支出できるよう備えている準備資金。