サウジアラムコの最高経営責任者アミン・ナセル氏は10月5日(月)、ロンドンのエナジー・インテリジェンス・フォーラムで、世界の石油在庫は「ぞっとするほど薄い」と述べた(アイリッシュ・タイムズ、ハリージ・タイムズ、ThePrint、investingLive)。世界の在庫を60億バレル未満とし、イラン戦争の開始時の約100億バレルから減ったと述べた。実際に使えるのは約1割にすぎず、戦争で地域の供給は30億バレル近く減ったと推計した。緊急備蓄は「冬一つ分をしのげるかもしれない」程度で、ホルムズ海峡が完全に再開した後も、在庫の積み戻しに最大2年かかりうると語った。
在庫が薄いと、供給が途切れたときの余裕が小さくなる。そのため石油価格は湾岸のニュースに敏感に反応する。
ケニアは精製燃料を輸入しているため、世界市場の逼迫は、EPRAの月次の給油所価格見直しを通じて、輸送費や食料費に波及する。
生産国側は、価格が落ち着くには、ホルムズ海峡が完全に再開し、在庫が積み戻される必要があると主張する。
消費国の政府は、緊急放出を短期の緩衝材として挙げる。月曜は船の動きが改善して原油が下げたと指摘するアナリストもいる。
これはアラムコ首脳自身の数字で、独立したデータではない。リスクの兆候として受け止め、14日の見直しに注目したい。
Irish Times, Khaleej Times, ThePrint, investingLive(2026年10月5日)
アラムコ首脳「世界の石油在庫はぞっとするほど薄い」、積み戻しに2年かかる恐れ
アミン・ナセル氏はロンドンのエネルギー・フォーラムで、世界の在庫はイラン戦争の開始時の約100億バレルから、60億バレル未満に減ったと述べた。
サウジアラムコの最高経営責任者アミン・ナセル氏は10月5日(月)、世界の原油在庫は「ぞっとするほど薄い」と述べた。アイリッシュ・タイムズ、ハリージ・タイムズ、ThePrint、investingLiveが伝えた。ロンドンで開かれたエナジー・インテリジェンス・フォーラムで、同氏は世界の在庫を60億バレル未満とし、イランとの戦争が始まった当時の約100億バレルと比べた。残るもののうち、実際に使えるのは約1割にとどまるという。戦争によって地域の供給は30億バレル近く減ったとの推計も示した。
ナセル氏は、緊急備蓄は「冬一つ分をしのげるかもしれない」程度で、ホルムズ海峡が完全に再開した後でも、消費国が在庫を積み戻すには最大2年かかりうると警告した。数字は同氏自身の推計で、DailyDropは独自には確認していない。精製燃料を輸入するケニアにとって、在庫が薄いことは、価格が湾岸のニュースに左右され続けることを意味する。エネルギー石油規制庁(EPRA)の次回の給油所価格見直しは14日の予定だ。報道によれば、警告にもかかわらず原油価格は月曜にわずかに下げ、WTIは1.84%安の89.43米ドルで引けた。