香港政府は10月2日(金)、外国人家事労働者(香港では「外傭」と呼ばれる)の規定最低賃金を、月5,100香港ドルから2.35%引き上げて5,220香港ドルにすると発表した。雇用主が食事を提供せずに食事手当を支払う場合の最低額は、月1,236香港ドルのまま据え置く(サウス・チャイナ・モーニング・ポスト、The Standard、法律事務所Lewis Silkin)。新しい賃金は10月3日以降に結ぶ契約に適用される。10月2日以前に旧賃金で結んだ契約も、入境事務処が10月30日までに受け取れば、5,100香港ドルのまま扱える(Lewis Silkin)。当局は、過去1年の経済実績が比較的良かったことを理由に挙げた(サウス・チャイナ・モーニング・ポスト)。 労働福祉局の孫玉菡局長は調整を擁護し、年次の調整の仕組みを「バランスが取れ、受け入れられる」と評したうえで、長年の平均では毎年約2%から2.5%の引き上げだったと述べた(サウス・チャイナ・モーニング・ポスト)。同紙はさらに、労組と雇用主団体の双方が今回の決定に失望を示したと報じた。私たちが目にした報道には双方の具体的な要求額が載っていないため、推測はしない。今回の調整は外国人家事労働者だけが対象で、地元の被用者に適用される法定最低賃金には影響しない。
外国人家事労働者の賃金は毎年見直され、数十万世帯の介護の手配や家計に関わる。調整幅は、香港政府が家事労働者の収入、雇用主の負担、経済状況をどうバランスさせているかを映す。各方面の失望は、この仕組みが誰にとっても満足できるものにはなりにくいことも示している。
外国人家事労働者と契約を更新する、または新たに雇う場合、10月3日以降に結ぶ契約は5,220香港ドルで計算する必要がある。10月2日以前に結んだ契約は、10月30日までに入境事務処へ出さなければならない。毎月の追加負担は約120香港ドル。食事手当を含めた総額は、契約で改めて確認する必要がある。
香港政府と労働福祉局は、仕組みは経済実績に応じて調整するもので、引き上げ幅は穏やかであり、長年の平均水準にも近いとみている。
労組と雇用主団体はいずれも失望を示した。家事労働者の側は引き上げ幅が足りないとみて、雇用主の側はコストを気にしている。報道は双方の具体的な数字を載せていない。
この種の年次調整で最も見るべきは、引き上げ幅そのものより、仕組みが今後どう計算されるか、より多くのデータが公開されるかだ。また、10月30日の経過措置の期限は、まだ旧契約を使っている家庭には実務上重要で、早めに入境事務処や仲介業者に書類を確認することを勧める。
サウス・チャイナ・モーニング・ポスト · The Standard · チャイナ・デイリー香港版 · The Star · Business Today · Lewis Silkin(10月2日〜8日)
香港政府、外国人家事労働者の規定最低賃金を2.35%引き上げ5,220香港ドルに。労組も雇用主団体も失望
新しい賃金は10月3日以降に結ぶ契約に適用され、食事手当は1,236香港ドルのまま。労働福祉局の局長は、年次の調整の仕組みを「バランスが取れ、受け入れられる」と評した。
香港政府は10月2日(金)、外国人家事労働者(香港では「外傭」と呼ばれる)の規定最低賃金を、月5,100香港ドルから2.35%引き上げて5,220香港ドルにすると発表した。雇用主が食事を提供せずに食事手当を支払う場合の最低額は、月1,236香港ドルのまま据え置く(サウス・チャイナ・モーニング・ポスト、The Standard、法律事務所Lewis Silkin)。新しい賃金は10月3日以降に結ぶ契約に適用される。10月2日以前に旧賃金で結んだ契約も、入境事務処が10月30日までに受け取れば、5,100香港ドルのまま扱える(Lewis Silkin)。当局は、過去1年の経済実績が比較的良かったことを理由に挙げた(サウス・チャイナ・モーニング・ポスト)。
労働福祉局の孫玉菡局長は調整を擁護し、年次の調整の仕組みを「バランスが取れ、受け入れられる」と評したうえで、長年の平均では毎年約2%から2.5%の引き上げだったと述べた(サウス・チャイナ・モーニング・ポスト)。同紙はさらに、労組と雇用主団体の双方が今回の決定に失望を示したと報じた。私たちが目にした報道には双方の具体的な要求額が載っていないため、推測はしない。今回の調整は外国人家事労働者だけが対象で、地元の被用者に適用される法定最低賃金には影響しない。