69,030.92円日経平均 · 10/9 大引け · 前日比 −0.02%(12日は休場、再開は13日)

DailyDrop.

158.25円ドル円 · 10/9 夜 · 前日比 +0.45円、円安方向
日経平均69,030.92▼0.02%10/9TOPIX—ドル円158.25▲0.45円10/9S&P 5007,811.54▲0.59%10/9WTI$91.85▲0.39%10/9金—
国際·エネルギー報道照合 ✓ 8社 · 数量はトランプ氏の説明が中心で、ロシア側が同じ数字を示したかは未確認

トランプ氏、ロシアが軽油30万トン以上をすぐ供給と発表。対ロ制裁を一時緩和、ゼレンスキー氏は反発

値上がりした燃料を、戦争を続ける国から買う。米大統領の決断に、ウクライナと欧州は「戦争の資金になる」と反発した。

トランプ米大統領は9日、ロシアのプーチン大統領との電話会談で、ロシアが軽油を米国と世界の市場に供給することで合意したと発表した。まず30万トン以上をすぐに出し、今後数カ月でさらに数百万トンを出すという(ロイター、CBS、NBC)。ロシアは7月から軽油の輸出を禁じてきたが、時事通信は禁輸の解除が即座に始まると伝えた。朝日新聞は、米国が対ロ制裁を一時的に緩めたと報じた。トランプ氏は「率直にプーチン氏に感謝したい」と述べ(読売新聞)、背景には軽油の高止まりと、11月3日の中間選挙があるとされる(毎日新聞、ジャパンタイムズ)。米国の軽油の平均価格は1ガロン6ドルを超えて過去最高圏にあり、イランとの戦争でホルムズ海峡を通る原油が細ったことも、供給不足の一因とされる(AP通信)。プーチン氏は「世界経済に好影響」と述べたと毎日新聞が伝えた。クレムリンの側近は、電話は「とても友好的」で、どちらも先に切ろうとしなかったと語った(ロイター)。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、この合意を「戦争への投資」と非難し、制裁の緩和は「弱腰」だと批判した(毎日新聞、時事通信、ロイター)。ゼレンスキー氏は、ウクライナ各地の攻撃で2日間に78人が亡くなったと述べた(毎日新聞)。10日にはザポリージャが攻撃され、少なくとも12人が死亡した(ロイター)。ドイツ政府は対ロ制裁を続けると表明し、EUの報道官はロシアへの依存を減らす方針を変えないと述べた(ロイター、ANSA)。値下がりの効果には慎重な見方が多い。米紙ワシントン・ポストは、量が米国の需要に比べて小さいうえ、ウクライナが製油所を攻撃してロシアに圧力をかける努力と逆向きになると指摘し、ドイツのFAZ紙も影響は限られるとみる。WTI原油は金曜に91.85ドル(+0.39%)で引けた。同じ日、米国、ウクライナ、欧州の代表団が米フロリダ州のマイアミで協議した(ロイター、時事通信)。クレムリンは、プーチン氏がウクライナとの協議の早期再開には慎重だったと説明している(ロイター)。米国内では民主、共和の両党から批判が出た(NU.nl)。これからの焦点は、実際の出荷がいつ始まるか、そしてロシア側が数量を確認するかどうかだ。

記事とDailyDropの考えを開く
きょうの数字
30万トンすぐに出すとされる軽油の量。今後数カ月でさらに数百万トン(ロイター、CBS)
91.85ドルWTI原油の金曜(9日)終値。前日比0.39%高
11月3日米国の中間選挙の投票日(ジャパンタイムズ)
国際·国際法報道照合 ✓ 6社 · 制裁の猶予期間と範囲は米政府の文書を未確認

日欧加8カ国がICC制裁に「強く反対」。茂木外相は米国務長官と赤根所長に相次ぎ電話

米財務省は9日、国際刑事裁判所(ICC)本体を制裁対象に指定した。8月には赤根所長個人を対象にしており、今回は組織そのものに及んだ(NHK)。これに、日本、英国、フランス、ドイツなど8カ国の外相が10日未明、「強く反対」する共同声明を出した(毎日新聞、時事通信)。EUは「米国との対話の余地」にも触れた(時事通信)。EUは「あらゆる措置を講じる用意がある」とし、国連のグテレス事務総長も裁判所の将来に深い懸念を示した(毎日新聞、時事通信)。ICCの赤根智子所長は「脅迫に屈しない」とビデオで述べた。制裁を称賛したのはイスラエルのネタニヤフ首相で、ノーベル平和賞のピレイ氏は「受け入れられない」と語った(毎日新聞、BBC)。日本は「弱腰」との批判を受けて踏み込んだと毎日新聞は伝える。同紙は、ICC解体の賛否が米軍に絡む安全保障の「踏み絵」になり、欧州が悩んでいるとも報じた。茂木敏充外相は10日夜、ルビオ米国務長官に日本の立場を伝え、赤根所長とも電話で協議した(NHK、朝日新聞、毎日新聞)。日本には約6万人の米軍がおり、米国との間でどう折り合うかが課題だとジャパンタイムズは指摘した。

開く
きょうの言葉
共同声明きょうどうせいめい

複数の国や機関が、同じ文面で出す意思表示。ひとつの国の発言より重みがあるとされる。ICCの件では、日本を含む8カ国の外相が名を連ねた。


スポーツ·文化報道照合 ✓ 6社 · 棋士になるかどうかは本人が保留

西山朋佳白玲、白玲戦で5期目の防衛。女性で初めて、プロ棋士になる権利を得た

将棋の女流タイトル戦、白玲戦の第5局が10日、金沢市で指され、西山朋佳白玲(31)が福間香奈女流四冠を破って防衛した。通算5期目のタイトルで、日本将棋連盟が昨年導入した規定により、女性として初めて、プロ棋士になる権利を得た(NHK、時事通信、朝日新聞、毎日新聞)。産経新聞は4連覇と伝え、朝日新聞は、女流棋士が棋士に勝つこともすでに珍しくないと書いた。白玲戦は女流棋士の最高位のタイトルで、規定は、通算5期の獲得者に棋士への編入を認める。西山さんは、プロ棋士を養成する奨励会で三段まで進んだあと2021年に退会して女流棋士になり、棋士編入試験の五番勝負にも挑んで2勝3敗で届かなかった(秋田魁新報)。棋士は連盟の正会員として公式戦を戦うプロで、女流棋士は別の制度に属する。その壁を、別の道で越えた形だ。毎日新聞によると、西山さんは棋士の資格を「考えないようにしていた」と話した。

ただ、権利を使うかどうかは決めていない。会見で西山さんは「今は答えを出せない」と述べ、冷静に話し合って決めたいと語った(時事通信、読売新聞、朝日新聞)。将棋連盟の会長は「意義深い」とコメントし、女流棋士の第1号である蛸島彰子さんも喜びを語った(毎日新聞)。権利を行使する場合の手続きと時期は、連盟の発表を待ちたい。

開く
社会報道照合 ✓ 4社 · 死傷者数は各社で1人ずつ異なる

大阪・泉佐野のだんじり祭りで山車が横転。1人死亡、7〜8人がけが

大阪府泉佐野市で10日午前11時前、だんじり祭りの山車が交差点で横転し、下敷きになった人が出た。消防には「複数人がけがをしている」と通報があり、NHKは当初、20代から60代とみられる9人を搬送したと伝えた。その後、男性1人の死亡が確認された。毎日新聞は50代、朝日新聞は51歳と伝えている。ほかに7〜8人が重軽傷を負った(時事通信、毎日新聞、朝日新聞)。場所は長滝の交差点で、朝日新聞は曲がりきれなかった可能性に触れたが、原因は調べが続いており、運営側の説明や、祭りを続けるかどうかの判断は、まだ確認できていない。

毎日新聞によると、この日は大阪の各地でだんじりの横転が相次ぎ、祭り自体は各地で続いた。だんじりは、秋に各地の街で出る重い木造の山車を、大勢の曳き手が綱で引いて走らせる。曲がり角は、重みで山車が傾きやすく、最も危ない場面だ。重傷者の容体や、けが人の数の最終的な確定は、まだ確認できていない。祭りが続く間は、見物する人も、曲がり角の近くを避けて係員の指示に従いたい。

開く

政治·外交報道照合 ✓ 4社 · 会議の議題と日程は未確認、首相の説明とフランス側の発表は食い違いが指摘

高市首相、G7首脳のオンライン会議を欠席。野党から「外交日程は最優先で」と苦言が続出

議長国フランスが設定したG7首脳のオンライン会議に、高市早苗首相が出席しなかったことが分かった。首相は「フランスが当日の直前に急に設定した」と釈明したが、フランス側の発表と食い違うと報じられている(dメニューニュース)。共同通信は、首相が公表した公務はなかったと伝え、首相の存在感が下がる恐れがあると指摘した。ジャパンタイムズは、日本が米国のICC制裁を巡り、首相が再び板挟みになっていると報じている。

野党からは苦言が相次いだ。国民民主党の玉木雄一郎代表は「外交日程は最優先で」と述べ、北朝鮮の新型ドローンにも警鐘を鳴らした(dメニューニュース)。参政党の代表も首相の欠席を批判した(時事通信)。同じ日、日欧加8カ国はICC制裁への反対声明に加わっており、日本の外交の発信力が問われる場面が続く。国内では、与党が食料品の消費税を下げる法案の月内の審議入りを求め、野党は簗和生農林水産相の問責決議案を含めて協議している(NHK)。外交と国会の両方で、首相は説明を求められる。首相は減税で国民1人あたりの負担が約3.6万円軽くなると説明している(ジャパンタイムズ)。会議の議題や、外務省の見解の詳細は、確認できていない。

開く
短く、もう少し
  • 米国の金曜(9日)の終値は3指数がそろって上昇。S&P500は7,811.54(+0.59%)、ナスダックは27,366.17(+0.64%)、ダウは51,654.95(+0.83%)。米10年債利回りは5.244%、金は4,216.3ドル取引所の終値データ
  • 日経平均は9日に6万9030円92銭(−0.02%)。12日はスポーツの日で東京市場は休場で、再開は火曜13日東京証券取引所の休場日程
  • プロ野球CS。西武はカナリオのサヨナラ本塁打でファイナル進出に王手、DeNAは度会隆輝の決勝打で先勝毎日・時事
  • 青森で49年ぶりの国民スポーツ大会が開幕。両陛下が出席し、各地の災害の犠牲者に黙とうした朝日・時事・NHK・毎日
  • ガザの停戦発効から1年。イスラエル軍の空爆による死者は1400人を超えた。復興は進んでいない朝日・時事・NHK
  • トランプ氏、ホワイトハウスの報道官に保守系評論家のケイティ・ザカリア氏を任命。レビット氏の後任NHK・毎日・時事
  • ビール大手4社が缶チューハイの価格も協議したか。公取委が組織的な関与の有無を調べるNHK・時事・ジャパンタイムズ
  • 中国公船4隻が尖閣沖の領海に侵入時事(海上保安庁の発表に基づく報道)
毎朝7分、一面を一枚

うわさの温度 — 未確認のもの

「ロシア産軽油が入って、燃料価格はすぐ下がる。」 まだ出荷は始まっていない。ワシントン・ポストは、量が米国の需要に比べて小さいと指摘し、値下がりの効果は限られるとの見方が多い。
「ICCは制裁で活動できなくなった。」 赤根所長は「屈しない」と述べ、EUなどは対抗する構えだ。制裁の猶予期間や範囲は、米政府の文書を確認できていない。
「西山白玲は、もうプロ棋士になった。」 得たのは棋士になる権利で、使うかどうかは本人が保留している。連盟の手続きを待つ段階だ。

インフルエンサー発言

  • ONE OK ROCK Ryota 本人のSNS · 10/10紗栄子さんとの交際を公表し、「一緒に歩んでいきたいなと思うようになりました」と書いた(オリコン報道)。
  • ひろゆき(西村博之) 本人の発信(SNS・動画) · 10/10日本の治安悪化に警鐘を鳴らし、犯罪認知件数は4年連続で増えていると指摘した(dメニューニュース報道)。
  • 高市早苗首相 X · 10/10米国のICC制裁は日本の立場と相容れず深く懸念すると、自身のXに投稿した(朝日新聞報道)。
  • Donald Trump Truth Social · 10/10自分は8つの戦争を終わらせ、さらに2つを終わらせる寸前で、イスラエルの人質も取り戻したと投稿した。
  • Volodymyr Zelensky Telegram · 10/10キーウへのロシアの弾道ミサイル攻撃の最中にマクロン仏大統領と話し、ウクライナへの防空の追加が必要なのは明らかだと投稿した。
  • Volodymyr Zelensky Telegram · 10/10ロシアに石油製品の販売を認めることの意味は、エネルギー施設への攻撃が続くキーウで最も強く聞こえると投稿した。

発言は事実確認前の要旨です。

用語集 · 点線の語 — 政治・市場・法・国際情勢の用語を記事の文脈とともに説明する。毎日積み上がる。
紙面からトランプ氏、ロシアが軽油30万トン以上をすぐ供給と発表。対ロ制裁を一時緩和、ゼレンスキー氏は反発国際·エネルギー日欧加8カ国がICC制裁に「強く反対」。茂木外相は米国務長官と赤根所長に相次ぎ電話国際·国際法西山朋佳白玲、白玲戦で5期目の防衛。女性で初めて、プロ棋士になる権利を得たスポーツ·文化大阪・泉佐野のだんじり祭りで山車が横転。1人死亡、7〜8人がけが社会高市首相、G7首脳のオンライン会議を欠席。野党から「外交日程は最優先で」と苦言が続出政治·外交